文人墨客も愛した四万の病を癒す霊湯 四万川の上流から下流に向かって日向見、ゆずりは、新湯、山口、温泉口の5湯が湧いており、これを総称して四万温泉と呼んでいる。歴史は古く、蝦夷征伐に出た坂上田村麻呂が入浴したとか、源頼光の家臣・日向守碓氷貞光の夢に童子が現れて「四万の病脳を癒す霊泉」を授かったともいわれている。 永禄年間(1558~1570年)になって湯治宿が建ち始め、これまでに与謝野晶子や太宰治など、多くの文人墨客にも愛されてきた。また、薬師温泉は四万温泉から南に約20km離れた一軒宿。全国から歴史ある茅葺き民家を集めた民俗村の様相を呈している。