警視庁はことし摘発した振り込め詐欺グループなどが使っていた電話を分析したところ、全体の80%がレンタル業者が貸し出した携帯電話などが悪用されていたことが分かりました。貸し出す際の本人確認で偽造された運転免許証などが使われたケースが大半で、警視庁は悪質なレンタル業者の摘発を強化することにしています。 さらに、レンタル業者の間で回線の“また貸し”が行われていることが確認され、最大で6つの業者を経た回線が詐欺事件に使われたケースもあり、詐欺グループの追跡を困難にする要因になっているということです。 警視庁は、レンタル業者に本人確認の徹底を呼びかけるとともに、悪質な業者の摘発を強化することにしています。