人間と機械のよりスムーズな接続に利用できそうです。 中国の南京医科大学で行われた研究によれば、本物のニューロンが行っている神経伝達物質の送受信を再現する、新たな人工ニューロンを開発することに成功した、とのこと。 新たに開発された人工ニューロンは単に電気信号を中継するだけでなく、本物のニューロンと同じように神経伝達物質での情報伝達が可能であり、生きている脳細胞や運動神経と相互作用することも可能でした。 人工ニューロン技術が進歩すれば、体が麻痺した人々の神経を繋いだり、パワードスーツなど人工装具の駆動部品に信号を送るなど幅広い活用が見込めます。 しかし神経伝達物質のような「生もの」を人工ニューロンはどのように制御しているのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年8月8日に『Nature Electronics』にて掲載されています。