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  • オゾンは体にいいのか悪いのか? : 有機化学美術館・分館

    10月30 オゾンは体にいいのか悪いのか? 筆者は毎日つくばエクスプレスに乗って通勤をしております。で、先日筑波山観光のこんな広告が車内に出ておりました。 「からだいっぱい、オゾンを浴びて元気になる」 えー、危ないですからぜひやめて下さい。 どうもオゾンというのは「酸素の濃いやつ」的な、体によいものと思われているようですが、実際にはオゾンは猛毒の気体です。オゾンは酸素ガスに紫外線や放電を浴びせることによって発生し、酸素原子が3つつながった構造を持ちます。 オゾンの共鳴構造 どうしてこれが猛毒かといえば、オゾンは不安定であり、余分な酸素原子ひとつを他の分子に押しつけ、安定な酸素分子(O2)に戻りたがる性質がある――すなわち、強い酸化力を持つからです。これにより、生体の大事な分子を破壊してしまうので、毒として働くのです。 しかしオゾンは低濃度では殺菌効果があり、医療器具などの消毒に使われます。

    オゾンは体にいいのか悪いのか? : 有機化学美術館・分館
    y7a
    y7a 2011/10/31
    八ヵ月前まで、レポーターがラドン温泉に浸かって「大地の力を感じますね〜」なんて言ってたのと一緒でしょう。
  • 知の頂点へ紛れ込んだ男。 : 有機化学美術館・分館

    4月18 知の頂点へ紛れ込んだ男。 カテゴリ:雑記 ということで東京大学に勤務して半月ほどが過ぎました。昼飯の帰りに安田講堂を見上げては「なんで俺がここにおるのであろうか」と、3ヶ月ほど前には夢にも思わなかった境遇の大変化に、人生の不思議というか何というかを感じております。 配属されたのは「理工連携による化学イノベーション」と銘打った、理学部・工学部共同プロジェクトの広報担当です。メンバーはかくの如く、化学界のサムライジャパンというべきスタープレイヤー揃い、どうも筆者なんぞが入り込むのはお門違いというか、東名高速にママチャリで入り込んでしまったような心細さと情けなさを感じつつの毎日です。 このプロジェクトには、理・工学部の化学系の研究室が選ばれているのですが、改めて考えてみるとこの「理学部」「工学部」という枠組みも不思議です。理学部には数学や天体物理(2002年ノーベル物理学賞の小柴昌俊先

    知の頂点へ紛れ込んだ男。 : 有機化学美術館・分館
    y7a
    y7a 2009/04/20
    学会で横に串を刺せばいいんじゃないか、とも思う。でなかったら、研究室毎にタグ付けして(笑)、学部をなくすのも一興かも。
  • インドとインドメタシンのどうでもいい話 : 有機化学美術館・分館

    10月4 インドとインドメタシンのどうでもいい話 カテゴリ:有機化学雑記 ある日、突然友人に尋ねられたこと。 「CMでさ、インドメタシンって薬が出てくるじゃない」 「ああ、あるね。非ステロイド系消炎鎮痛剤に分類される医薬品で、シクロオキシゲナーゼを阻害することによってプロスタ……」 「いや、そんなウンチクはいいんだけどさ、あれってインドと何か関係があるの?インド人が作ったとか?」 「いや、あれは確かもともとアメリカのメルクが出した薬だから、特別インドと関わりはないと思うけど」 「何だ、全く関係ないんだ」 そういわれると全く関係がないのかどうかよくわからない。調べてみることにしました。 (indomethacin) まずインドメタシンの構造は上の通り。中心にインドール骨格を持っています。なるほど、インドメタシンの名はこのインドールから来ているのでしょう。ちなみにこのインドールは、高濃度では糞

    インドとインドメタシンのどうでもいい話 : 有機化学美術館・分館
    y7a
    y7a 2008/11/04
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