takashi murakami @takashipom 人間とは不思議です。特に芸術の美の生成は不思議なのです。我が心の師匠、北大路魯山人は、存命中、その人間性を問われ、つまり最低ーっ!な人間であり、その最低ブリは本人が刊行して居た会報『星ヶ丘』にも克明に刻印されて居ますが、しかし彼の創る芸術、篆刻、書、陶芸、そして、今となっては takashi murakami @takashipom 体験ができない、彼のプロデュースする食の場は、めくるめく天才性を発揮され、燦然と輝いているのです。彼の作品が良いか悪いか。例えば、荒川豊蔵の一級のお茶碗と、魯山人のそれを並べてみましょう。明らかに荒川の技術力、胆力が優れている。が、人はなぜか、魯山人の気の抜けたグダグダな部分に takashi murakami @takashipom 惹かれてゆくのです。醜怪で腐敗した人間性の隙間に宿る珠玉の美。それこ
![現代芸術に関するミニ講義by村上隆](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fd6a5d2bd79c74dafb592792922c56906ce2bdd7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.tgstc.com%2Fogp3%2F59c40e12e390c868ed191b879c13a3ef-1200x630.jpeg)