水素で走る車や列車。ニュースでは耳にするけれど、まだどこか遠い世界の話と思っていませんか? それもそのはず。燃焼や発電の際に二酸化炭素を排出しない水素は、“脱炭素”の切り札として注目されていますが、製造コストが高いため普及が進んでいないのが現状です。 その課題を克服しようという世界初のプロジェクトが、日本とオーストラリアの間で進められています。カギを握るのは、なんと「石炭」なんです。(シドニー支局長 青木緑/ネットワーク報道部記者 小宮理沙)
「私たちの原子炉が提供するのは、はるかに異なるレベルの安全性です。福島の事故のすべての教訓も、設計に役立てました」 インタビューに対し、こう強調したのは「小型原子炉」の開発を進める、アメリカのスタートアップ企業の創業者です。 小型原子炉とは、いま多くの国が開発に力を入れている新型の原子炉。 気候変動を食い止めるための脱炭素化が世界的に求められている中、私たちが使う電力を作る選択肢となり得るのでしょうか。(国際部記者 田村銀河) 壁一面にモニターが並ぶ制御室。アメリカ西部・オレゴン州に本社を構えるスタートアップ企業「ニュースケール」のシミュレーションルームです。ここでは建設が予定されている小型原子炉の運転のシミュレーションが繰り返し行われています。 小型原子炉とは、出力が比較的小さい原子炉のことです。IAEA=国際原子力機関の定義では出力が30万キロワット以下とされ、従来のものに比べると3分
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