2000年の頃に同じグループで、富士ゼロックスの開発組織に対してオブジェクト指向教育や設計コンサルティングを一緒に行っていた荒井玲子さんの書籍を久しぶりに読み返してみました。気になった部分は、たくさんあったのですが、その中から2箇所抜粋です。 A「今年の目標を設定する時期だね」 B「どんな目標をくれんのかなあ」(会社は俺をどうしたいんだろう?) 「会社は自分を育成してくれるもの」と考えている人がいます。学校の延長のままで仕事をしていると、その考え方をひきずることになります。たしかに、企業には教育カリキュラムや、研修制度があります。しかし、技術者として良い仕事をしていこうとしたら、通常それだけでは不足です。したがって、不足する部分は自分で勉強したり、トレーニングを受講したりする必要があります。 また、会社は個人個人の育成計画を懇切丁寧に立ててくれるほど、親切ではありません。企業は学校ではあり