セミナー「研究データマネジメントの理想と現実」<報告> 京都大学学術情報メディアセンターでは,月に1度を目安に各分野から講師を招き,セミナーを開催している。2017年5月26日には,「研究データマネジメントの理想と現実」と題したセミナーを開催した。 セミナーの前半は,国立情報学研究所(NII)オープンサイエンス基盤研究センター(E1925参照)の山地一禎氏から,「オープンサイエンスや研究公正対策に向けた新しい学術情報インフラ」という題目で講演があった。山地氏はまず,研究データの公開や共有を目指すオープンサイエンスは,研究者による自発的な活動から始まり,今では研究資金配分機関の助成ポリシーに影響を及ぼす時代となっている,と指摘した。特に欧米においては,オープンサイエンスの推進に必要な,研究者,研究機関,政府並びに研究資金配分機関の役割を明確にした上で,研究データマネジメントの制度及びシステム
「国立国会図書館資料デジタル化の手引」2017年版を公開 国立国会図書館(NDL)は2017年4月,「国立国会図書館資料デジタル化の手引」(以下「手引」という)の2017年版を公開した。 「手引」は,NDLの所蔵資料を画像としてデジタル化する際の仕様を共通化し,技術を共有することを目的に,2005年11月に初版を公開した(E413参照)。今回は,2011年版(2011年8月;E1215参照)以来の2回目の改訂である。資料デジタル化に関する技術動向及び国内外の規格に係る内容を更新するとともに,2011年の改訂以降のデジタル化作業においてNDLが蓄積してきた知見を追加し,情報を再整理した。 NDLでは,2009年度補正予算による大規模デジタル化(E1193参照)に代表される規模の大きなデジタル化の際に得られた知識と経験を踏まえて,実務に即して内容を見直し,「手引」の刊行・改訂を行ってきた。大量
本サイトに2つの重要な機能を付け加えました。 第一がIIIFによる高解像度画像閲覧機能です。IIIF (International Image Interoprability Framework)は画像公開(配信)で広く使われている規格であり、IIIFに準拠した画像配信サーバと画像閲覧ソフトウェアを用いることで、より簡単に高解像度画像を公開できるようになります。本サイトを2004年に開始して以来、これまではカラー画像の公開を900画素程度の低解像度画像に制限してきました。しかし世界で進む高解像度画像公開の潮流に合わせ、このたび本サイトでも数千画素程度の高解像度画像の公開を開始することになりました。高解像度化によって画像の細部が詳細に確認できるようになり、研究などへの利用が一層進展することが期待できます。また本サイトで用いるIIIF Curation Viewerはキュレーションなどの新しい
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