津田大介氏 日本発の動画共有サービスとして、うなぎ上りで登録ユーザーを集める「ニコニコ動画」。先週、そのニコニコ動画を管理する(株)ニワンゴが、サービス内で使われる音楽著作物の利用料を払うために、(社)日本音楽著作権協会(JASRAC)と協議を始めたというニュースがネットに流れた(関連記事)。 この提携は、ニコニコ動画とそのユーザーに何をもたらすだろうか。また、JASRACといえばその著作権ビジネスのやり方でインターネットで毛嫌いされる風潮があるが、その原因はどこにあるのか。ネットと著作権に詳しい、ITジャーナリストの津田大介氏に話を聞いた。 【解説】JASRAC JASRACのウェブページ JASRACは、作詞家、作曲家、音楽出版社などから著作権の管理を委託され、使用料を回収して著作権者に分配するという事業を行なう団体。音楽の歌詞やメロディーには著作権があり、コンサートやカラオケ、CD/