アニメスタジオGONZO制作、「ラストエグザイル‐銀翼のファム‐」千明孝一監督へのロングインタビュー(前編はこちら)。「ファム」の作品作りを通じてGONZO若手スタッフの育成を目指した千明監督。若手スタッフは「準備不足」と厳しい指摘をしながらも、自らも若い頃を省みる。自らもアニメーター職についた後に、大きな挫折を経験していたという。演出職への転向を希望するも、チャンスが得られなかったそのとき、“偉大な恩人”に出会ったという。「人を育てる自信はない」と語る監督が、たどりついた若手育成の方法とは――。 プロフィール――千明孝一監督 1959年生まれ。神奈川県出身。1979年にアニメーターとしてタツノコアニメ技術研究所に入所。劇場アニメ「ヴイナス戦記」(89年)で初演出後、マッドハウスOVA作品の監督経て、「青の6号」(98年)よりGONZOを拠点に活動。主な監督作品に、劇場アニメ「ブレイブ ス
アニメ作りは共同作業だ。現場にはとにかく人が多い。プロデューサー、脚本、演出、アニメーター、音声、etc……その制作チームの中心に立ち、陣頭指揮をとるのが監督だ。その仕事は決して一筋縄でいくものではない。特に、会社のブランドを背負って立つような作品を手がけるとあれば、その難しさ、プレッシャーは私たちには想像もつかない。 今回お話を伺ったのは、「ラストエグザイル‐銀翼のファム‐」の千明孝一(ちぎら・こういち)監督だ。アニメスタジオ・GONZOが全力を投じた代表作「LAST EXILE」(2003年)の続編として作られたこのアニメ。制作の舞台裏には、現場に様々な難題をかかえながらも“プロの仕事”に挑みつづける、監督としての壮絶な戦いがあった。 プロフィール――千明孝一監督 1959年生まれ。神奈川県出身。1979年にアニメーターとしてタツノコアニメ技術研究所に入所。劇場アニメ「ヴイナス戦記」(
2010年6月28日、株式会社ゴンゾ第12期株主総会が西新宿の新宿喜楓ビル4階で行われた。 出席者は50名強だろうか。株主数4596名(前年変わらず)に対し838名が20万4844個の議決権を行使した。議長は石川真一郎代表取締役副社長。 第12期の業績は153百万円と大幅黒字転換(前期は219百万円の損失)、純利益についても339百万円の債務免除により43百万円の黒字となっている。設備投資はコンテンツ版権に90百万円行っている。 対処すべき課題は2,653百万円の債務超過により、継続企業の前提に重要な疑義が継続していること。この解消にむけてファン向けアニメの安定的な収益体質を目指すこと、「GONZO+(ゴンゾプラス)」事業としてクールアニメをメジャーにするため、「アフロサムライ RESURRECTION」のフランチャイズ展開を推進すること。中国、マレーシアで有力パートナーと事業推進すること
ゴンゾ第11期株主総会は2010年6月25日10時から西新宿の新宿喜楓ビル4階で行われた。 出席者は100名弱、株主数4596名に対し890名が20万2006個の議決権を行使した。議長は石川真一郎代表取締役副社長。 冒頭に債務超過と上場廃止のお詫びのあと決算報告、監査報告。その後株主からの質問は22件。質疑を簡単にまとめてみた。 1.【Q】議案にある杉並区への本店移転の件、グラフィニカが移転したことに関係するのか。昨年と話が違うが。 【A】5月にグラフィニカが杉並に移転し、我々もキューテックの杉並の同じビルの1階下のフロアに移転する。グラフィニカの強化された体制と連携しやすいメリットがある。 2.【Q】今年に入っての制作状況が聞こえてこないが、原点回帰をするにしては制作基盤が揺らいでいないか。 【A】これまで新作品が無いのは事実だが、大型オリジナル中国向け劇場版を制作している。パートナー
GDHは10月27日、2007年3月期通期の業績予想を修正し、純損益が16億円の損失(前回予想は3億4500万円の利益)になる見通しだと発表した。アニメDVD市場が悪化し、新作の売り上げが落ち込んでいるという。 修正後予想は、売上高が85億円(前回予想は110億円)、経常損益は16億円の損失(同6億200万円の利益)。 同社によると、「アニメが世界的に注目され、競争が激化する中、ブロードバンドなどへの需要シフトに伴い、DVD市場で新作の売り上げの落ち込みが顕著になっている」という。このためビデオグラム発売収入と版権収入、キッズ・映画事業で売上高が当初の想定を大幅に下回った。 また監査法人と協議した結果、設立したコンテンツファンドを100%子会社化。これに伴い、同ファンドから受注した作品制作の売上高が今期は見込めなくなったため、大幅な減収減益になる見込みという。また市場悪化を勘案し、来期黒字
アニメ製作会社大手のGDHは、平成19年3月期(18年4月から19年3月)の中間及び通期の業績予想の修正を発表した。 新たな業績予想は大幅な下方修正となり、中間期の連結売上高は当初予想の57億円から47億円に引き下げられた。また、これまで3億2000万円とされていた経常利益は8億5000万円の経常損に、1億8400万円とされていた中間純益は8億5000万円のマイナスとなり、ともに赤字に転落した。 さらに通期予想では売上高110億円は85億円、経常利益は6億200万円から16億円のマイナス、当期純利益は3億4500万円から16億円のマイナスに引き下げられた。 このため19年3月期に同社の決算は、中間期、通期で経常利益、純利益ともマイナスになることが見込まれる。 GDHによれば今回の業績修正の理由は、ビデオグラム(DVD・ビデオ)の発売収入、版権収入が減少したこととキッズ・映画事業の売上高
アニメ製作会社のGDHは、11月1日付の同社と主要子会社GONZOの役員異動人事を発表した。 これまでGDHグループの代表取締役会長で実写映画のプロジェクトを手掛けていた村濱章司氏は取締役となり、アニメーション制作事業に専念することになる。 また、同社の執行役員の内田康史氏は執行役員副社長兼COOに、執行役員後藤文明氏が執行役員副社長兼CFOに昇格する。GDHによれば、この人事は同社の経営体制の強化を目指したものである。 さらにアニメ制作会社子会社のGONZOでは、現在監査役の藤田純二氏が代表取締役社長に昇格する。さらに代表取締役副社長に吉田悟氏が就任する。 現代表取締役社長の梶田浩司氏は代表権のない取締役となる。また、現取締役のうち石川真一郎氏はGONZOの取締役を退任する。今後はGDHの経営に専念することになるとみられる。 今回のGDHグループの役員人事は、これまでGDHで代表
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