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2018年11月4日のブックマーク (2件)

  • 社会人として - 読むために生まれ。

    ここ数年、私が使うのを避けている言葉がある。「社会人」がそれである。この言葉は、「社会人として〜」という使われ方をする。人が(私も人である)「社会人として〜」と言っているとき、この「社会人」とはいったい何を意味するのだろうか? 「社会人」こそ無意味な思考停止キーワードである。それは、「サラリーマン」と言っているのと同じ程度の意味しか持たない。試しに、「社会人として〜」を「サラリーマンとして〜」に置換してみるがよい。その言葉があまりにも何も定義しないことに驚くだろう。 「会社に遅刻をしてはいけないよ」と、私はよく上司に言われたものだ。まだ若く世間知らずだった私は、当然の疑問として「なぜ遅刻をしてはいけないか?」と問うた。上司の答えは「社会人として」だった。若者は(私も若者だった)これでは納得しない。 この上司は、「遅刻をすると約束の相手の時間を無駄にすることになる。誰もが他人の時間を無駄にし

    社会人として - 読むために生まれ。
    y_uuki
    y_uuki 2018/11/04
  • ハックは遍在する - 読むために生まれ。

    数年ぶりにポール・グレアムの『ハッカーと画家』を読みなおした。このが出版されたのは2005年。当時大学院の修士1年生だった私は、就職活動のための新幹線での移動中にこのを読んでいた。 あれから10年経った。紆余曲折あって、今は組込みOSのテクニカルサポートという仕事にありついた。10年前の私がそれを知ったらきっとこう思うだろう。テクニカルサポートなんて、全然ハッカーじゃないみたいじゃないか。 もしかすると、テクニカルサポートという仕事を聞き慣れない人もいるかも知れない。難しい仕事ではない。要はデバッグ屋である。障害解析というもっと格調高い言い方もあるが、私はデバッグ屋という方が気に入っている。障害解析なんて、全然ハッカーじゃないみたいじゃないか。 この仕事のコツは、遊び心と知的好奇心を持って事に当たることだ。組込み向けとはいえ数百万行(Linuxに比べれば楽勝だ)という規模のソフトウェア

    ハックは遍在する - 読むために生まれ。
    y_uuki
    y_uuki 2018/11/04