Linux関連のコア開発者から聞くところによると、ストレージのI/Oアーキテクチャはネットワークに比べ、10年くらい遅れていたらしい。長らくハードディスクという相当に遅いデバイスが相手だったので、それほど気にしなくても済んでいたという。 ところが、最近のフラッシュメモリ等々の急速な広まりで、ソフトウェア部分も強化が進んでいるようだ。1つの論理デバイスに対してCPUのマルチコアを活用するというネットワークでは今や当然となっている仕組みがストレージにもようやく搭載されつつある。Multi-Queue(マルチキュー)と呼ばれている。 Linuxの仕組みとしては、BLK-MQ(Multi-Queue)とSCSI-MQである。Linux以外のOSでは良く分からないが(きっとあると思います)、少なくともLinuxではシングル論理デバイス(LUN)当たり1M IOPS(100万IOPS)を実現すべく、搭