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2008年4月27日のブックマーク (5件)

  • 情報系学会がなぜドメスティックになりがちか - tatemuraの日記

    先のエントリーには自分の予想を超える反応をいただいた。頭の中では「情報系」の若手を特に想定して書いていたのだが、文章ではそこがちょっとわかりにくかったことを反省している。日語圏引きこもり問題は、学問の分野によってずいぶん状況が異なると思う。 反省を込めて、情報系の分野が、自然科学系に比べてなぜドメスティックになりがちか(日語圏内に引きこもりがちか)、考えをまとめてみたい。 情報系がドメスティックになりがちな理由を端的に言えば、研究の「価値」がコンテクスト依存だからだと思う*1。数学との大きな違いは、実世界において意味のある計算をしなければ、価値のある研究とみなされにくいことである。しかし、どんなものに価値があるかは、文化や国の背景によっても異なる。*2 そういった背景を抜きに、「こんなアルゴリズムを作りました。走らせたら早いです。」というだけでは、論文としてあまり評価されない。 そんな

    情報系学会がなぜドメスティックになりがちか - tatemuraの日記
  • 圏外からの眺め - tatemuraの日記

    衛星からの北朝鮮の夜景を見たことがあるだろうか。周りの国が光を放つ中、闇の中に人々が暮らしているかと思い、どきりとさせられる画像である。 それと同じようなものがある。英語圏から見た日だ。周りの国が光を発している中で、日からの光はまったく目立たない。全くの闇ではないが、その中にあれだけ多くの人が暮らしていることを考えると、この光のなさにはある種の恐怖を覚える。日の中にいると、なかなかこの感覚はわからないかもしれない。国内ではどんなものでもどんな情報でも溢れているように見える。日語圏内では逆に光が強すぎて、外のことが全く見えないんじゃないかと思う。 もちろん、日では英語ができなくても立派に生きていけるし、多くの人は英語で発信することに意味を見出せないかもしれない。英語なんてものは「語学」という教養の一アイテムかもしれない。でも英語圏における、日のこの存在感のなさは異常に感じる。日

    圏外からの眺め - tatemuraの日記
    y_yanbe
    y_yanbe 2008/04/27
    やる気がなくなったときに読む
  • 御用学者と呼ばれて - tatemuraの日記

    自分の理解が正しければ(先生はもう「長老」なんですか?)、池田さんのエントリーでそう呼ばれているのは自分が尊敬する大先輩の先生のことのようなので、ちょっと複雑な気持ちである。スルーしようかと思っていたが、やはり何か言っておこうかと思う。 ところが、この長老教授のように与えられた目的に向かって若者を育てるという発想だと、みんなの力を総動員してグーグルに対抗しようという話になる。プロジェクトが失敗するリスクは想定されず、全員が無限責任を負っている結果、だれも失敗の責任は問わない。通産省のやった「大型プロジェクト」の大部分は失敗だったが、その事後評価さえほとんどされていない。 http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/d08f877eaae20c3a16ca3d736d01a99d 池田さんが指摘されているのは、大学の、官僚構造の、そして日の構造的問題だと思う。せっ

    御用学者と呼ばれて - tatemuraの日記
  • プログラマーと一般人の狭間で - 後ろを見ろ、後ろを!

    百万ベンチャーの夜 - jkondoの日記 http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20080427/1209251526 京大の近くの百万遍周辺のIT系ベンチャーの方や京大の学生、Googleの及川さん、ドワンゴの溝口さん、関西一円のIT系企業の方々、ベンチャーなどに興味のある関西の学生、話を聞きつけて東京からやってきた方、というような方々が総勢100人くらい集まる会だった。ものすごい人の数で盛り上がっていた。 こうゆうイベントはクローズドなのかなぁ。知ってたら潜り込んだのに。 ・・・いかんいかん。少なくとも博士の3年間は化学を極めようと心に誓ったはずなのに、どうもこういう話を聞くと学生ベンチャー時代のソワソワがぶり返して仕方ないです。 ここのところ京大の方と接する機会が多く、話をしていて感じる事は、京大の情報学科は「大学はプログラミング学校ではない」という方針で大学で

    プログラマーと一般人の狭間で - 後ろを見ろ、後ろを!
    y_yanbe
    y_yanbe 2008/04/27
    『情報学科はプログラム組めなくて演習ギブアップする人が大半を占めてて、「演習クラスの10人に1人くらいは居るやたらプログラムの得意な奴」にコピペさせてもらったり』ありがち
  • 「情報大航海時代」の航海術 - 池田信夫 blog

    先月、情報大航海プロジェクト(通称「日の丸検索エンジン」)のシンポジウムが行なわれた。席上、プロジェクト側が技術的な成果を説明したのに対して、会場からは「こういう産業政策はもう古いのではないか」とか「ビジネスモデルが見えない」といった疑問が相次ぎ、演壇の某教授(学界の長老)が「若者を育てようとしているのに、それをdiscourageするような話ばかりするな」とキレたそうだ。ここに問題が象徴されている。その長老教授は、主観的には善意で新しいプロジェクトを育てているつもりなのだ。 このプロジェクトの名前に「大航海」とついているのも皮肉である。以前の記事でも書いたように、株式会社という制度は、この大航海時代に生まれたものだ。それは、出航した船の半分以上は帰ってこない、非常にリスクの高いプロジェクトの資金を調達するため、リスクを株式という形で小口にわけ、無事に帰ってきたらもうけは株主が山分けでき