日本レジストリサービス(JPRS)は2014年11月5日、登録情報を不正に書き換える手口による「ドメイン名乗っ取り(ドメインハイジャック)」に関して、ドメイン名の登録や販売業務を行っている国内事業者やドメイン名を取得して利用している国内ユーザーに対して緊急対策を呼びかけるアナウンスを行った。 「2014年9月から10月にかけて、国内組織が運用する複数の.comドメイン名Webサイトが同手口による被害を受け、マルウエアの配布に利用されたという情報を入手した」(JPRS)ことが今回緊急アナウンスを行うことを決めたきっかけだという。JPRSは組織名やサイト数などは明らかにしていないが、既に日経新聞社が運営する二つのWebサイトが被害を受けたことが判明している(同社の発表記事)。 スクワッティング(占拠)という行為を含むいわゆるドメイン名乗っ取りには、「企業名や商標などを含む文字列を先回りして取得