深澤 祐二[ふかさわ・ゆうじ]氏 1954年北海道生まれ。78年東京大学法学部卒、日本国有鉄道に入社。87年の分割民営化でJR東日本人事部に配属。人事、総務、財務畑を歩み、2003年に総合企画本部投資計画部長、06年に取締役人事部長に就任。常務取締役、副社長を経て18年4月から現職。父親が青函連絡船で働き、親子2代で国鉄マンの道を選んだ。16年に副社長として故郷の新函館北斗駅で行われた北海道新幹線の開業式典に臨んだ。 新型コロナウイルス禍の影響で2021年3月期は5779億円の最終赤字でした。 20年度では日本一の赤字会社になってしまいました。まさに会社発足以来の危機です。リーマン・ショックの時も、東日本大震災の時も、同じように利用者が減りましたが、その後は回復しました。今までの危機はある程度先が見通せたのですが、コロナは先が見えません。 テレワークなど働き方が変わりましたし、eコマースも