著者は1934年生れの比較文化論およびフランス研究者であり、2013年に死去した。フランス研究から出発した著者の国民国家論は、ユニークかつ明晰な論理で、近現代の世界の政治状況を読み解く上で貴重な示唆を与えてくれる。また、朝鮮に生れて苦難の末に占領下の日本に引き上げた経験や、1968年のパリ五月革命を留学中に具に目撃したことは、著者の国民国家論を単なる抽象論(空論)でなく、生き生きした理論として描き出すことに役立っていると考えられる。本書は元は1998年という、「戦後50年」という節目に刊行されたもので、内容は国民国家を巡ってのエッセイや講演録である。著者が提示した「国民国家論」は20年を経た現在でも鋭利さを増し、射程を一層伸ばしている。 西川氏は、通常の政治学者たちの理論とは異なり、国民国家を次のように非常に幅広く捉える。まず、国民統合の前提と諸要素(あるいは国民国家の定義)として、①経済
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ミッションログでもあり、プロジェクトマネジメント事例研究でもあるこ、現在は庵野監督のアニメ会社カラーで働く元JAXA職員によって書かれたのがふさわしい。フローチャートや統計表が満載で、意識的にドライな文体で書かれています。 庵野自身は本の後半でセルフインタビューの形でのみ登場しますが、本の全体的なトーンと考え方は非常に庵野的です。それは体系的で、細分化されており、徹底的に詳細に書かれており、核心に奇妙な省略があります。 私が気づいたことは次のとおりです。 - 本書の立派な目的は、アニメ制作の持続可能なビジネスモデルを模索し記録することです。しかし、それは強いトップダウン構造を示しています。たとえば、このプロジェクトには脚本家が3人しかいません (スタッフ総数1172人中)。メインライターは庵野本人、そして特別協力者2名。脚本作業には予算が割り当てられていない。 一般の観衆と共感できるかどう
負荷ある自我とは何か 「負荷ある自我」はどのような概念なのだろうか。サンデルは「負荷ある自己」を「自らの中心的な待望や愛着によって一部が構成され、自己理解が修正されるに従って、発展し、変容していくことに開かれ、実際に影響を受ける主体」としていると思われる。サンデルはところどころでマッキンタイアを引きながら、この概念を説明していくので、マッキンタイアの議論も参照しながら、サンデルの「負荷ある自我」の概念を再構成することにしよう。 まず、サンデルはコミュニティをどのように捉えていたか見ていこう。 (引用) しかも、そうなるため[上記のような主体]なるためには、自らの構成的な自己理解には、単独の個人よりも広い主体が、構成的な意味でのコミュニティが定義される程度において、家族・部族・都市・階級・国家・国民であれ、そのようなものが含まれている。このようなコミュニティを作り出すのは、たんなる仁愛の精神
■ 結論 :★☆☆☆☆(おすすめしない、買うな) 次はちゃんとしたメーカで買おう... 安物買いの銭失いの典型商品です。 Q: TLCのNANDですか? A: QLCです(低速化すると速度が激遅になる) 旧バージョンのコントローラ情報表示ツールではTLCでしたが、新バージョンによりQLCであるとわかりました。 下におまけとして添付しましたのでご確認ください。 Q: 安心して使える? A: NOです。NANDを自社生産している会社またはその子会社をおすすめします。 (Intel/Samsung/Western Digital/KIOXIA/Sandisk/Crucial等) Q: 日本メーカ? A: 日本メーカを謳っていますが中身は中華SSDです、お間違えの無いよう。 Q:プチフリ頻発? A: プチフリはLPM(LinkPowerManagement)機能非対応によるものです。 OS側のLP
この本、PR会社のルーター・フィン社がどのようにセルビアを悪者にしていったかの過程に焦点を絞っており、その点については興味深い。しかし、セルビア人が悪者にされたのは単にPR会社の活動のせいだけではなく、もう一段上の階層の地政学的な理由もあるが、その点についての考察が何もないのは残念。 19世紀以降のバルカン半島を取り巻く地政学状況を振り返ると、その理由は容易に理解できる。19世紀、ロシア帝国は南下政策で、当時オスマン帝国領域のバルカン半島に進出するため、バルカン在住のスラブ民族で正教徒であるセルビア人、モンテネグロ人、ブルガリア人等の民族運動を煽った。さらに、オスマン帝国に迫害されている正教徒を保護する名目で度々バルカン半島に介入している。 ロシア帝国の南下政策はオスマン帝国、そしてロシア帝国の膨張を恐れる英仏との摩擦を生み、やがて1853年~のクリミア戦争につながり、ロシア帝国の南下は阻
宮台教授襲撃事件があったので、図書館にあったこの対談本を読んでみました。ご高名は存じていたのですが、ご本をじっくり読んだ事はありませんでした。 読んで驚きました。日本人をクズと罵倒し、その劣等性を指弾して止む事がない。その博識、その大自信、まるで全能の神のようです。この人は日本人なのだろうか。西洋古典哲学をはじめ、近代哲学、社会学、経済学、更には原始社会、民俗、世間学、未来学など幅広い学問をマスターしており、どんな疑問難問にも即座に正解を即答できる能力の持ち主です。天才小室直樹の直弟子でもあるという。更には、天皇に生物学を進講する祖父を持つという毛並みのよさから、天皇主義者を自称し、同時にカトリックの家系で、洗礼も受けたクリシチャンでもあるという。まさに上級国民の上の上をゆく雲の上に鎮座するような存在です。 輝かしい経歴で、大学の教授であり、多くの著作もあり、いわば、日本の学術を牽引する人
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