でるべんの会は10月23日、東京・水道橋の内海で第26回勉強会を行い、書店や出版社など50人が参集した。虎の穴営業統括部営業課課長、コミックとらのあな書籍バイヤー、「とらだよ。」シニアディレクター、アニメーションプロデューサーの塚本浩司氏が「雑誌はまだ売れる! あきらめるな!~コミック専門店『とらのあな』の挑戦」と題し講演した。 過去に独自の販売戦略で数かずの雑誌を売り伸ばしてきた塚本氏は、「雑誌はコミックスに発売日を合わせるべき」「書店は読者に“緊張感”を演出するべき」「販元は雑誌最新号の内容をなるべく早く書店に伝えて欲しい」などの持論を述べた。 塚本氏は、現在の読者について、「雑誌を買うために書店に来る読者は減っている。コミックスを買うために来た際に買うことはあると思うが、その逆はない」と分析。「雑誌はコミックスに発売日を合わせるべき」と主張し、その成功例として「ジャンプスクエア」(集