取材が絶対か――低成長時代のマスメディア(1/3) 本欄で以前、「取材がそんなに絶対かと疑問を感じるようになった」(2008年11月14日付<解散予測はなぜはずれたか>)と書いたが、ジャーナリストにとって取材が重要というのは常識で、疑問を持つ人はほとんどいないだろう。 しかし私は、取材ということが過大視されているのではないかと思う。たとえば次のような記事は、なぜそうしたことを思うのか、その懸念の理由が凝縮されている。 「総額2兆円を投じる定額給付金の評判が散々だ。少なくとも世論調査などでは、カネをまくだけで効果があるのかと批判が多い。だが、ある人の言葉に目を開かされた。『4人家族で4万円以上でしょ。助かるよね』。マスコミや識者と呼ばれる人々など、批判論者には高給取りも目立つ。だが、給付金の金額が実際の生活にどれだけ『価値』があるか。それをきちんと理解したうえでなければ、上滑りの議論に
WSJ(Wall Street Journal)が国際市場で攻勢に出ている。 9日から,ヨーロッパ版(英語)とアジア版(英語)のウェブサイトを拡大させるとともに,インド版(英語)を新たに立ち上げた。以下はインド版サイトのトップページである。インド国内から従来のwsj.comをアクセスすると、インド版サイトにリダイレクトされる。 南米向けのポルトガル語サイトとスペイン語サイトに加えて、昨年12月に中国版(中国語)サイトを開設している。以下のように、世界の地域別にサイトを揃えてきているのだ。 日本語サイトは、今年上半期にも立ち上がる予定になっているが・・・。 ◇参考 ・Wall Street Journal expands Asia, Europe Web sites(AP) ・WSJ.com Relaunches European And Asian Editions, Moves Into
阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2009年2月12日 [書評]鳥居民『昭和二十年』第一部12巻のススメ 熊本日日新聞に、5年ぶりに続刊が出た鳥居民氏『昭和二十年』の書評を掲載した。それをここに再録する。文中では触れなかったが、6月14日は私の母の命日でもある。もっとも亡くしたのは昭和ではない。平成になってからだが。それでも現在までの12巻で、この1日だけが一巻をなしたのは、個人的には感慨が深いが、となると、8月15日は何巻を占めるのだろう。 * * * * * 鳥居 民著 『昭和二十年』 第一部(12) 木戸幸一の選択 【6月14日】 (草思社、2000円) 道半ば、昭和の『神曲』 万巻の書を読む――ブエノスアイレスの司書だった不思議な作家、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの果てしない『バベルの図書館』に憧れたことがあった。 それが、不遜、と思い知ったのは10年前だろう
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く