06年夏の甲子園決勝で投げ合った楽天・田中将大投手(22)と日本ハム・斎藤佑樹投手(23)が10日、5年ぶりにプロの舞台で再戦する。予告先発に名を連ねた2人が9日、Kスタ宮城でそれぞれの思いを語った。 再試合にまでもつれ込んだ決勝で名勝負を演じた2人だが、田中は駒大苫小牧からそのまま楽天入り。通算60勝を挙げ、今季も14勝。防御率はリーグトップの1・34とあって余裕の表情だった。「自分がプロに進むとき斎藤は大学に進んだ。“またプロでやり合えたら”と思っていた」と打ち明けた上で「今回だけでなく、これからも注目される投げ合いをしたい」として今後、この直接対決が「平成の名勝負」となることを望んだ。 一方で早大を経て今季プロ入りした斎藤はここまで5勝。自らが挑戦者の立場であることを強調して「(田中が)プロでは先輩。挑戦者として投げたい」としながらも「4年間、違うステージでやってきた。自分は新人