10月30日、豪カンタス航空は29日に全ての国際線、国内線の運航を停止した。写真はシンガポールのチャンギ空港で足止めされる利用客。29日撮影(2011年 ロイター/Tim Chong) [シドニー 30日 ロイター] 豪カンタス航空は29日、全ての国際線、国内線の運航を停止した。これは、9月以来続く労働組合のストライキに対する経営側による異例の対抗措置。利用客約7万人に影響が出ているとみられる。 同国の労使裁判所は30日0300GMT(日本時間同日午後12時)から審問を行う予定。 カンタス航空のアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は、運航停止による経済的損失は1日当たり約2000万豪ドル(約16億2000万円)だとし、労使裁判所がストライキの停止を命じれば、31日には運航を再開する可能性があることを示唆した。 同航空会社の複数の労働組合は9月以来、給与や労働環境などをめぐって断続的にス