■サッカー界 8万人収容、W杯招致に道 ■陸上界 サブトラック常設訴える 「聖地」をめぐり明暗が分かれた。政府が28日に公表した新国立競技場の新たな整備計画では、2020年東京五輪・パラリンピックの終了後、陸上トラックの上に固定式の常設席を増設して8万人収容とする方針が示された。将来のワールドカップ(W杯)招致に道が開かれたサッカー界は歓迎ムード。一方、陸上界にとっては五輪が最初で最後の国際大会になる恐れがあり、「残念」とため息が漏れた。 ◇ 新たな整備計画が決まり、日本サッカー協会には安堵(あんど)感が広がった。W杯招致に必要な収容8万人への増設が可能となり、大仁会長は「配慮していただき、心から感謝している。アスリートにとっても観客にとっても存分に楽しめる機能を備えた素晴らしいスタジアムが実現することを期待している」とコメントした。 計画の再検討を受け、協会では大仁会長が遠藤五