シェアハウス関連融資で揺れるスルガ銀行が6月28日、静岡県沼津市内で株主総会を開いた。「まずは株主に謝るべきだ!」。怒号が飛び交う中、総会は冒頭から荒れ模様で始まった。総会は非公開で行われた。 女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営していたスマートデイズが破綻。大半の物件オーナーに融資を行ったスルガ銀行では、審査を通りやすくするための通帳改ざんや、売買代金を水増しした二重売買契約書が作られていた事実が発覚した。5月15日には米山明広社長が会見を行い、これらについて「相当数の社員が認識していた可能性がある」と認めた。融資残高はスマートデイズ以外も含めて1258人分、2035億円にも上る。 岡野会長が初めて謝罪した 昨年、スルガ銀行の総会は本店の会議室で行われたが、今年は多数の株主の参加が予想されたことから、収容人数の多い沼津市内のホールで行われた。総会には、一部のシェアハウスのオーナー