景気の底入れ感もあって,ネットベンチャーも元気を戻してきた。 そのネット分野のスタートアップ企業のバリュエーションをはじき出し,その企業価値ランキングをSilicon Alley Insiderが提供してきている。その最新版SAI 50+: The Most Valuable Internet Startupsが発表された。60社近い有望なスタートアップ企業がリストアップされているが,トップ20を以下に掲げておく。参考までに1年半前のランキングも合わせて載せておく。 やはり現在は,FacebookとTwitterが台風の目。オープンなプラットフォーム向けのサービスやシステムを提供するスタートアップ企業が急増している。 1年半前にトップのFacebookのバリュエーションが90億ドルと異常に高く評価されていたのは,07年にMicrosoftがFacebookに出資したときに150億ドルの価値
Twitter(ツイッター)成功事例の第二弾は,ワイン販売が大繁盛しているという話。 米SpringfieldでWine Libraryを運営しているGary Vaynerchuk氏(33歳)は,Twitterを駆使してワインの売上を急激に伸ばしている。ロシア移民の父から譲り受けたワインショップを,オンライン販売に切り替えていたのだが,Twitterが登場した2007年にすぐに飛びつき,ワイン販売に大きな弾みをつけたのだ。以下は,彼のTwitterアカウント(@gareveeの画面である。 Gary Vaynerchuk氏のTwitterへの入れ込みようは生半可じゃない。彼がTwitterに初めて接した時すぐに,Twitterがすごいマーケティング破壊力を備えていることを直感したという。それ以降.Twitterを中核にしたオンライン販促に励む。毎日,多くの時間をTwitterのために費やす
同窓会サイト「この指とまれ!」の運営会社が入っていたビル。事務所は空っぽとなっている=東京都中央区(写真:産経新聞) 350万人以上が登録しているとされる国内最大の同窓会サイト「この指とまれ!(通称・ゆびとま)」が5月上旬に突然停止した。開設当初は「ITベンチャーの星」と期待されながらも、その後はビジネスモデルの構築に難航して伸び悩み、一時は暴力団関係者が経営に関与するなど不可解な側面も持ち合わせていた。一方、サイトは14日に再開されるというが、運営会社が入居するビルの一室は空っぽで連絡先も不通のままだ。同窓生の再会をネット上で支援してきた超有名サイトの裏側で、一体何があったのか−。(花房壮) [フォト] 5月31日に掲出された、サービス停止に関する告知文 ■事務所はからっぽ…「甚大なトラブル」で停止 東京都中央区日本橋。隅田川の支流を見下ろすオフィスビル7階にある一室は、もぬけのか
PDF文書やPowerpointのプレゼン資料,さらにはWord文書やスプレッドシートと,パソコン上で利用するドキュメントは多種多様である。こうしたドキュメントを投稿し,みんなで共同利用する文書共有サイトが定着してきた。Scribdも人気の高いサイトで,以下のCompeteの調査でも明らかなように,米国でのユニークユーザー数がこの1年間急上昇している。世界中から月間6000万人が訪れているとも言われている。メディア・パブでもこれまで何度か利用させてもらっている(たとえばこれ)。 (ソース:Compete) 文章共有サイトのScribdでは,動画共有サイトのYouTubeと同じくコンテンツをタダで享受させているものだから,ユーザー数がうなぎ上りに増えてきた。集客力は申し分ないのだが,課題はマネタイジングである。YouTubeは広告モデルで突き進んでいるが,安定した収益モデルがまだ見えてこない
今回は残念なお知らせがあります。 5月末をもって、LingrとRejawの両サービスをシャットダウンすることになりました。いずれのサービスも、すでに新規サインアップは受付停止済み、5月15日までユーザデータのダウンロード依頼を受け付け、5月16日からは新規発言ができなくなり、5月末の完全停止までの間にデータをダウンロードしていただく段取りになります。 今まで支えてくださったユーザの皆さんには、このような結末になってしまい本当に申し訳なく思っています。シャットダウンという最終決定を下すまでには多少の猶予をいただき、営業譲渡などでサービスを存続させる方法も模索していたのですが、受け入れ先を見つけることができませんでした。 2005年の夏にインフォテリアの100%子会社として操業を開始した米国法人のインフォテリアUSAですが、こちらもサービスの終了を見届けた後、6月中に解散・撤収することとなりま
リアルの世界がこうも不景気だと、バーチャルの世界に逃避したくなるのも分からないでもない。上のような可愛いバーチャルペットを相手に、カーソルでなでたり、ボールやフリスビーを投げたり、水や餌を与えたりと、バーチャルワールド(仮想空間)で遊んでいれば嫌なリアルの世界(現実空間)を忘れることができるのかも。 そこで、仮想空間でバーチャルグッズを販売するオンラインビジネスが盛り上がっている。上の例は、FooMojoが提供している3D(3次元)バーチャルペット・サービス“FooPets”ある。そのトップページを訪れると、多くの犬や猫が“Buy Me”と虚ろな瞳で訴えている。来訪者はたまらず衝動買いに走ってしまうのかも。これが、バーチャルグッズ・ビジネスである。 バーチャルグッズ・ビジネスへの期待は以前から大きく、VCの投資も続いていた。米バーチャルグッズ関連ベンチャーへの2008年の総投資額は、Vir
ネット広告の経済的影響力は、見積もられている市場規模よりずっと大きい 2009年2月19日 (これまでの 歌田明弘の「ネットと広告経済の行方」はこちら) ネット広告が増えると、ほかの広告が減るという具合で、広告費の総額はあまり変わらないといわれている。実際、日本でもアメリカでもGNPの1パーセント台だ。 毎年「日本の広告費」をはじき出している電通が、昨年、フリーペーパーやフリーマガジン、インターネット広告の制作費など算定対象を増やしたために、広告費総額は一気に1兆円ほど増えて7兆円になった。しかし、それでもGNPの1・36パーセントにすぎない。 したがって、「広告経済」などといってもそのインパクトは限られていると考えられがちだ。しかし、ほんとうにそうなのか。 ●電子商取引とネット広告の近さ 前回までに書いてきたように、ネット広告では、販売と広告はクリックいくつかの隔たりしかない。前々回
ミクシィは2月5日、2009年3月期第3四半期(2008年4―12月)の連結決算を発表した。売上高が89億1300万円、営業利益が29億4600万円、経常利益が29億6000万円、純利益が15億3500万円、1株当たり純利益が1万141.94円だった。2008年12月末におけるSNS「mixi」のユーザー数は約1630万人。月間ページビュー(PV)数はパソコンからが約41億7000万PV、携帯電話からが約101億3000万PVで、順調に増えたという。 事業別でみると、インターネットメディア事業の売上高は82億1600万円で、そのうちバナー広告販売が76億8800万円、「mixiプレミアム」会員課金が5億2800万円。「mixiモバイル」の広告販売が堅調だったとしている。営業利益は32億8100万円だった。 インターネット求人広告事業は、売上高が6億9600万円、営業利益が4億600万円。求
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く