楽天が13日発表した2008年12月期連結決算は、税引き後利益が549億円の赤字に転落した。 税引き後赤字は04年12月期以来4年ぶり。 発行済み株式の19%強を保有するTBS株の評価損約656億円を計上したことが響いた。 本業のもうけを示す営業利益が前期の1億円から過去最高の471億円へ大幅に拡大した。仮想商店街「楽天市場」やクレジット事業などが好調だった。売上高は前期比16・8%増の2498億円だった。 三木谷浩史社長は「株式市場の減損がほとんどで不可抗力」と赤字の影響は限定的との見方を示した。