人間の歯も動物たちからしてみれば奇妙なものに見えるかもしれないが、人間目線で見ると、自然界には世にも恐ろしいモンスターレベルの歯(又はクチバシ、皮膚のヒダ)を持つ生物が存在する。それではめったに見ることのできない生物たちの歯の数々を見てみることにしよう。 1. ヌタウナギ 生物学的には「vagina dentata」と呼ばれるヌタウナギの口は、二重になった鋭い歯と二本の突き出た舌が特徴的だ。名前とその見かけから発せられる恐怖のオーラはすさまじい。 恐ろしい口を持つヌタウナギだが、実の所ヌタウナギは「皮膚」を使って食事が出来る為、この口は必要無いとも言われている。ヌタウナギの皮膚の表面には小さな穴が幾つも存在しており、海を泳いでいる間にこの穴を通して死んだ魚から発せられるジュースを吸収するのだそうだ。この恐ろしい口はかつては役に立っていたのかもしれないが、今は我々人間に脅威を植え付ける為のも