「一発屋芸人」とは、時代を象徴するひとつの社会現象なのかもしれない。 ある者は「流行語大賞」を受賞、ある者は『紅白歌合戦』に出演。連日のようにテレビ出演。間違いなく一世を風靡した。しかし、今、はたして当の本人たちはどこにいるのだろうか。 そんな彼らの「今」を書いたノンフィクション作品『一発屋芸人列伝』(新潮社)が発売された。 著者は、自らも「一発屋芸人」である髭男爵の山田ルイ53世。 当作品は、「第24回 編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」で、石井妙子氏による『小池百合子研究 父の業を背負って』と並んで作品賞を受賞した。 その賞の名が物語る通り、この作品に描かれているのは、単なる芸人の悲しい独白でもなければ、サクセスストーリーでも、美談でも、お涙ちょうだいの感動物語でもない。 彼らが、諦めず、もがき、“芸人”として生きる等身大の姿だ。 本記事では出版を記念して、山田ルイ53世にインタビュー
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