『武器としての決断思考』『武器としての交渉思考』が好調の瀧本哲史氏に、ライター・速水健朗氏が切り込みます。なぜ出版をするのか、なぜメディアに出るのか。他では聞けない瀧本氏の「戦略」も垣間見れるリアルなインタビュー。必読です。 武器としての「出版思考」 瀧本さんは、去年『武器としての決断思考』『僕は君たちに武器を配りたい』という二冊を出されて、どちらとも話題になったし、売れたと思います。いろいろと取り巻く環境なんかも変わりましたよね? 瀧本 確かに売れるように書いてはいるんですけど、予想よりも反響が大きくて困ってるんですよ。 どのくらいの部数を目標にしていたんですか? 瀧本 目標は3万部でしたが、結果2冊合わせて37万部ですね。 売れたかった、有名になりたかったというわけではないんですか。 瀧本 僕の本業は、投資家なので実はあまり目立たない方がいいんです。だから本を書いたのはあくまで、別の目