アメリカ班の南です。3月号では特集「世界は『新しいNIPPON』を待っている」を担当しました。 特集のなかでは、スバル、無印良品、ユニクロといった日本人なら誰もが知っているブランドだけでなく、高精度センサーなどを製造している長野県の多摩川精機や、「絶対にゆるまないネジ」を作っている大阪府のハードロック工業など、海外メディアが注目した日本の中小企業も取り上げています。 昨年の秋頃、iPhone5を分解してみたら半分以上の部品が日本製だったという報道が話題になりましたが、NASAの火星探査機や海外の高速鉄道なども日本の部品なくして製造することは難しいようです。多摩川精機が製造するレゾルバセンサーは昨年8月に火星への着陸に成功した火星探査機キュリオシティに搭載されていますし、ハードロック工業が作るハードロックナットはスペースシャトルの発射台や、英国、台湾、韓国などさまざまな国の高速鉄道に用い