ヒットの理由だけなら、「あー、あのホンダのCMの曲ね」と誰もが指摘できるだろう。「STAY TUNE」が使用されているホンダ・ヴェゼルのテレビCMのオンエアが始まったのは昨年9月だが、年末から正月にかけて集中的にオンエアされたことで、楽曲の認知が一気に広がっていった。資生堂やカネボウの季節ごとのCMソングが『ザ・ベストテン』や『夜のヒットスタジオ』などの歌番組を賑わせていた80年代や、B’zやZARDといったビーイング系のアーティストがカメリア・ダイアモンドやポカリスエットのCMタイアップで次々にヒットしていた90年代ならいざ知らず、2017年においてもまだCMのタイアップが有効であることをSuchmosとホンダは証明してみせた。 CM制作現場では大ヒットの話題で持ちきり 最近は暗い話題の多い広告業界だが、テレビCMの制作にたずさわっている知人に何人かリサーチしてみたところ、実際ここ数週間