スーパーコンピューターの開発をめぐり助成金を不正受給した罪などに問われている開発会社の前の社長に対し、東京地裁は懲役5年の判決を言い渡しました。 東京のベンチャー企業「ペジーコンピューティング」の前社長・斉藤元章被告(52)は2014年、スーパーコンピューターの開発費を水増して、経済産業省所管のNEDOから助成金およそ6億5300万円をだまし取った罪や法人税などを脱税した罪に問われています。 25日の判決で東京地裁は、「助成事業制度に対する社会の信用を失墜させる結果となり被害結果は重大だ」「公金を使って開発する以上、高い倫理観と透明性が求められるのに、自らの研究成果を優先させようとする斉藤被告の態度は身勝手というほかない」として、懲役5年を言い渡しました。
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