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ブックマーク / www.aozora.gr.jp (2)

  • 寺田寅彦 量的と質的と統計的と

    古代ギリシアの哲学者の自然観照ならびに考察の方法とその結果には往々現代の物理学者、化学者のそれと、少なくも範疇的(はんちゅうてき)には同様なものがあった。特にルクレチウスによって後世に伝えられたエピキュリアン派の所説中には、そういうものが数え切れないほどにあるようである。おそらくこれらの所説も、全部がロイキッポスやデモクリトスなどが創成したものではなくて、もっともっと古い昔からおぼろげな形で伝わり進化したものに根を引いているのであろうと想像される。しかしこれら哲学者の植え付けた種子が長い中世の冬眠期の後に、急に復興して現代科学の若葉を出し始めたのは、もちろん一般的時代精神の発現の一つの相には相違ない。しかし復興期の学者と古代ギリシアの学者との質的な相違は、後者特にアテンの学派が「実験」を賤(いや)しい業(わざ)として手を触れなかったのに反して、前者がそういう偏見を脱却して、ほんとうの意味

    yahihi
    yahihi 2011/12/01
  • 青空文庫...報告書

    『ヴィヨンの』著作権侵害未遂に関する報告 1998年6月27日 作成 1998年12月8日 修正(文中より、製品名、企業名を削除し、一部記述をあらためました。) 富田倫生 【事件の経緯】 太宰治は、1948年6月13日に他界している。 年(1998年)は、彼の死後50年目にあたる。 「著作権は、著作者の死後50年で切れる」という知識を念頭において、我々は太宰に関する権利が、年の6月13日で切れるものと認識していた。 著作権が切れた段階で、時を置かず作品の公開を始めようと、入力、校正の作業に着手した。準備を進めている旨も、「入力中の作品」で告知していた。「青空文庫の提案」中「何からはじめるか」では、「1998年6月には、太宰治も(権利保護の)対象から外れます」と書いていた。 この我々の認識に対し、福井大学の岡島昭浩先生から、「保護期間は、死亡の年の翌年1月1日から起算する。太宰治の著作

    yahihi
    yahihi 2010/12/22
    『ヴィヨンの妻』著作権侵害未遂に関する報告
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