なでしこジャパンが、国内外で新たな歴史を築いた。W杯優勝の偉業を達成したサッカー女子代表が19日、凱旋(がいせん)帰国した。史上初の快挙に、国内では団体種目としては史上初の国民栄誉賞を受賞する可能性が浮上した。優勝効果はあまりにも大きく、世界各国から練習試合の申し込みが殺到。米国などから再戦を申し込まれ、ブラジルからも挑戦状が届いた。当初は8月21日に西が丘で予定していた、なでしこリーグオールスターとの試合が中止され、Aマッチに切り替えられることが濃厚となった。 日本に勇気を、世界に衝撃を与えたなでしこジャパンが、最高の形で栄誉をたたえられる。日本女子が成し遂げた世界一の称号にふさわしい賞を、日本政府が検討に入った。枝野幸男官房長官はこの日午前の会見で、なでしこジャパンの偉業にふれ「これだけの快挙なので政府として何らかの形で顕彰したい。できることはしたいという姿勢で検討したい」と明言。スポ