こんにちは。 北品川藤クリニックの石原です。 今日は水曜日なので、 診療は午前中で終わり、 午後は別件の仕事で都内を廻る予定です。 それでは今日の話題です。 今日はこちら。 医療系の研究者の前歴のある著者による医療ミステリーで、 第15回の「このミステリーがすごい!」大賞受賞作です。 「余命半年の宣告を受けたがん患者が、生命保険の生前給付金を受け取ると、その直後、病巣がきれいに消え去ってしまうー」 という現象が繰り返し起こるという、 人間消失ならぬ、がん消失という怪事件を推理する、 という話です。 選考委員が「まったく見当のつかない真相」 「史上最高の医療本格ミステリー」 などと真顔で公言しているので、 一体この謎がどのように解かれるのだろうと、 どうせ大したことではないのではないか、 と少しは思いながらも、 凡人の性で何となく気になってしまいます。 これはまあ、2つの謎があるのです。 い