江戸歌舞伎には欠かせない「曽我もの」。 「忠臣蔵]と並んで、本当にいろいろな歌舞伎作品に「曽我兄弟」の物語の設定は混ざりこんでいます。 しかし、今日びの日本人にはなんじゃらほいな題材であることもたしかです。 戦前くらいまでは義経さまや太閤さまと同じように誰でも知っているお話だったので、 歌舞伎の作品内に「曽我もの」についての説明的な描写は皆無です。わかってあたりまえ。 なので、基本的な共通設定の解説を書きます。読んでおくとなにかと便利だと思います。 ・素材となった史実 発端は平安末期。まだ平家が全盛のころのできごとでした。 伊豆、伊東のあたりが舞台です。都のほうは平家が権勢をふるったり、もう少しすると滅びたりとおおさわぎですが、 東のこのへんは新興の大名たちが勢いを得て、ノリノリの時代です。 当時このへんで力を持っていた豪族のひとりが「工藤祐経(くどう すけつね)」です。 この工藤祐経が、
能由来の作品です。 ほぼ、能の「隅田川」と同じ内容です。 明治以降に、能や狂言の舞台を歌舞伎に取り入れて作られた「松羽目もの(まつばめもの)」と呼ばれる作品群のひとつです。 「梅若伝説」に基づいた有名なものがたりが原型です。 京の「吉田少将(よしだの しょうしょう)」の幼い息子「梅若丸(うめわかまる)」が、さらわれて東国に連れ去られ、 隅田川のほとりで死にます。12歳。 探して旅をする母親の「班女の前(はんにょのまえ)」は、隅田川のほとりで渡し守に息子の死を知らされ、嘆きにしずみます。 亡くなった歌衛門さんの名舞台がいまだに瞼にチラつく名作です。 ストーリーがあってないようなものなので、役者さんの芸の力だけで見せるような舞台です。 ある意味とてもきびしい舞台だと思います。 おそらくセリフが殆ど聞き取れず、意味もわかりにくいと思います。 とくに前半はセリフが重要な聞きどころですから、少し詳し
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