マリア・レオンチエヴナ・ボチカリョーワ(ロシア語: Мария Леонтьевна Бочкарева 旧姓:フロルコワ 1889年-1920年)は、第一次世界大戦を戦ったロシアの女性軍人。ロシアで初めての女性のみによる軍事戦闘部隊「婦人決死隊」を組織し、指揮した。あだ名は「ヤーシカ」。 1889年、マリア・フロルコワはノヴゴロド県の農民の家庭に生まれた。彼女の父親は露土戦争を戦ったロシア帝国陸軍の軍曹であった[1]。15歳でアファナーシイ・ボチカリョーフと結婚するために家を出てシベリアのオムスクに移り、そこで労働者として働いた。夫がマリアに手を挙げるようになると、彼女は夫と別れ、スレテンスク(ロシア語版)でヤーコフ(あるいはヤンケル)・ブークと呼ばれる男と関係を持つ。彼は肉屋であり、ともに働くようになった。しかし1912年5月、ブークは窃盗犯として逮捕され、ヤクーツク送りになった。ボチ