(イ) 博多では博多にわかの面を半面(はんめん)と言います。これをかぶる理由は一般的には「正体、身分を隠すため」と言われています。面をつけて、にわかをすれば「誰が言った」ということをとがめないことにしようということです。 (ロ) 面を付ける目的には二通りあります。その人・動物・神などになりきるための面、つまり能面や縁日で売っているアンパンマンやウルトラマンなどの面です。もう一つは正体・身分をかくすための面です。怪傑ゾロのマスクなどがそうです。博多にわかの面は正体を隠すための面と言われています。面をつけることによって何を言っても無礼講にしようということです。 (ハ) 今から350年くらい前は提灯を半分に切って目の部分だけをくり抜いた提灯半面に始まるとの説もあります。それが200年ぐらい前に黒塗りの面に変わり、明治になり白塗りになり明治10年代20年代になって今のような半面になったとの説もあり