諸般の事情により、ブログ「お言葉ですが…最新版」を終了いたします。ご愛読ありがとうございました。 (管理者) 終了にあたり、先に収録しました「嗚呼、大ヶ瀬幹人先生」――2018年11月 (1,2)、2018年12月(3,4)――の後編を一挙掲載いたします(5~10)。左の「月別アーカイブ」2020/6の7篇をご覧ください。 なお、これまでのブログ掲載分は一括して連合出版のホームページでご覧になれます。 大ヶ瀬先生について語ることは、少なくともわたしにとっては、自分について語ることだ。ちょうど、母について語ることがそうであるように。また、本について語ることがそうであるように。 昭和二十七年三月にわたしたちは那波中を卒業した。 わたしは答辞を読むように言われ、いかに大ヶ瀬先生の命令でもこれだけは絶対にイヤだと頑張って、先生を困らせた。 これは一年前の送辞で懲りたからである。 当時は西本先生の