『和漢三才図会』は、江戸時代中期、正徳3(1713)年頃出版された挿絵入り百科事典です。中国、明の『三才図会』(王圻編)にならい、30余年の歳月をかけ大坂の医師寺島良安によって編纂されました。所収項目は「天」「人」「地」の三才の大部に分類され、天文部から醸造部までの105部からなっています。各項目には図を示し、漢名・和名をかかげ、本文は漢文で解説されています。和漢古今の事象が考証されており、全体で105巻81冊に及ぶ壮大なものです。 ここで公開している『和漢三才図会』は、福岡藩の家老を務めた三奈木黒田家伝来したものです。 ※所蔵:九州大学記録資料館九州文化史資料部門 「三奈木黒田家文書」NO.1377 ※「天」「人」「地」のリンク先が表示されない場合は、文字コードを「Unicode」に変更して下さい。