子どものころ、近所に駄菓子屋が2店舗あった。 駄菓子屋というか、駄菓子とかアイスとかパンとかタバコとか、 そういうちょっとしたものが売られている個人のお店。 片方のお店は、すごく優しいおばちゃんがやっていて、 子どもが小銭片手に駄菓子を買いに行っても、いつもニコニコ対応してくれた。 おそらく、私の初めてのおつかいはこの店だったと思う。 で、もう一方のお店は、ちょっと怖いおばちゃんがやっていて、 子どもが小銭片手に駄菓子を買いに行くと、 怖い顔をして、つきっきりでじっと見張られる。 なので私は、いつも優しいおばちゃんのお店の方に、 お菓子を買いに行っていた。 でも、歳を重ねるごとに、だんだん行かなくなってしまった。 怖いおばちゃんのお店はというと、家からすぐ近くなので、 買い物はめったにしないものの、ほぼ毎日お店の前を通る。 そして、月日は流れて、 ふと気づくと、優しいおばちゃんのお店は閉店
![『対照的な2店舗の駄菓子屋さん』の話 - 描かずにはいられない日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ff2d134ddeac1de2ecdf039a31df73b58bff5a3f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fh%2Fhinataaoi%2F20170118%2F20170118155504.png)