はじめに 今回は塗装量は少しなのですが以前作業した、縁甲板(えんこいた)と羽目板(はめいた)の塗装記事になります。 築100年くらいの古民家で、私と同じ年の大工さんが一部やり替えを行うので既存の色に合わせて塗ってくれとの事。 最初に聞いた話だと既存部は「弁柄(ベンガラ・紅柄とも書きます)」を塗ってあるのでそれに合わせてほしいとの事でしたが現場で確認すると違っていましたので、着色剤に少し砥の粉を混ぜて染色クリヤーで仕上げる事になりました。 今回使用する材料とは違いますが、弁柄や柿渋などにも少し触れたいと思います。 弁柄や柿渋 出典元:ja.wikipedia.org 弁柄は顔料なのでそのままでは塗料みたいには塗れないので希釈剤(液体と混ぜて塗りやすく)となるものが必要なのですが、年代や地域などによっても様々です。ですので塗りやすくなれば適当でいいって事です。 焼酎などのアルコールや油などに混