街頭演説を聴く人たち=大阪市内で2021年10月24日午後5時35分、山田尚弘撮影(画像の一部を加工しています) 衆院選は31日の投開票が迫る中、与野党の攻防が激しさを増している。接戦の選挙区が多く、各党は少しでも多くの議席を獲得しようと対策を強化。自民党は岸田文雄首相を筆頭に党幹部らがフル稼働し、野党も他党との共闘や独自政策のアピールを強め、支持取り付けに躍起になっている。 首相「僅差」の接戦区に 「北海道から沖縄までどの選挙区も大接戦が続いている。皆さんの力で押し上げていただき、この大激戦で何としても勝利を与えていただきたい」。岸田文雄首相は28日昼、秋田県大館市のショッピングセンター前で声を張り上げた。同市を含む秋田2区は、自民党と立憲民主党の前職がしのぎを削っているとされ、自民が「重点区」に認定した選挙区だ。首相は29日も鹿児島や宮崎、千葉県の重点区を飛び回り、千葉10区でも「大激
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