1947年、熊本県生まれ、長崎県長崎市育ちのマンガ家。つげ義春のマンガ『ねじ式』(青林工藝舎など)に衝撃を受けて上京、1973年、26歳の時に「月刊漫画ガロ」(青林堂)にてマンガ家デビュー。独特の不条理マンガで知られたが、1990年代以降、徐々に活躍の場をテレビに移し、俳優、タレントとして活躍。2020年、「レビー⼩体型認知症とアルツハイマー型認知症の合併症」であることを公表した。写真は今回の「最後の展覧会」のための制作風景(根本氏提供)。 2023年9月、東京・青山のギャラリーAKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMAにおいて、「蛭子能収【最後の展覧会』展」が開催された。2020年に自身が初期の認知症であることを告白した、マンガ家でタレントの蛭子能収の絵画展である。 この展覧会を監修したのは、マンガ家・根本敬。1981年に雑誌「月刊漫画ガロ」(青林堂/当時)でデビューして以