淡路屋代表取締役副社長・柳本雄基(やなぎもと・ゆうき)さんと、全国的にも有名な名物駅弁にして淡路屋の主力商品「ひっぱりだこ飯」 コロナで新幹線をはじめ、鉄道の利用が激減。そんな「駅弁が売れない時代」に、飛沫拡散防止シールド付きの弁当や、貨物列車のコンテナをかたどったユニークな商品などを続々リリース。異例の売り上げを記録する神戸の老舗駅弁メーカー・淡路屋のキーマン、柳本雄基副社長に駅弁にかける熱い思いを聞いた。 ■チャレンジ精神を持った社風兵庫県神戸市東灘(ひがしなだ)区。阪神電車の魚崎(うおざき)駅から歩いて10分ほどの場所に本社と工場を構えるのが、今年で創業119年を迎えた駅弁メーカーの淡路屋だ。 山陽新幹線の新神戸駅や西明石駅、東海道・山陽本線の神戸駅のほか、京阪神エリアのデパ地下、さらには全国の駅弁大会や東京駅などの駅弁セレクトショップに至るまで、幅広く駅弁を販売している。会社名より