破壊されたバフムトから住民は去り、ついにロシアに制圧されたPhoto: Spencer Platt / Getty Images 「かつて栄華を誇ったドネツク州の都市、バフムトにロシアが攻撃を始めてから10ヵ月。この街は今や、ロシア軍に事実上占領されている」と報じるのは、ウクライナメディア「キーウ・インディペンデント」だ。 “マフィアの楽園”だったウクライナでの戦争で「国際的な闇社会の勢力図」は激変した 5月20日、ロシアの準軍事組織「ワグネル」はバフムトを制圧したと発表した。その翌日、ロシア国防省はバフムトの陥落を宣言している。これはロシアにとって2022年夏以来の軍事的成功と言える。 これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領と軍部は「戦闘は継続している」と主張していたものの、同国は22日、街を奪われたことを実質認めた。 バフムトでの戦闘は、ヨーロッパとしては第二次世界大戦以来、最も多