「才能あるレジのおばさんにはそれ相応の給料を払ったほうが良い」という興味深い記事がありました。 丁度、AMN経由で献本して頂いた人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解くを読んだばかりで、その中にそのまんまの事例があったので紹介したいと思います。 「4章どうして上司は給料をもらいすぎているのか」の中に「スーパーマーケット - アメリカ西部某所 (p.155)」という節があります。 その中で、以下のような文章があります。 問題の経済学者、アレクサンドレ・マスとエンリコ・モレッティは、あるスーパーマーケット・チェーンの幹部陣をおだてあげ、チェーン店のレジ係の生産性に関するありとあらゆるデータを入手できるようにした。 そうして、二年間にわたり、六店舗、三七〇台のレジについて、チェーン店のスキャナーからとり込み、コンピュータで自動処理された記録を使って、一つひとつの読み取り操作を追跡した。