伝説の天才騎手が生まれ故郷・高知に帰ってきた。10日、高知競馬「夜さ恋ナイター」9R・第1回福永洋一記念に福永洋一さん(61)が、長男でJRA騎手の祐一(33)とともに表彰プレゼンターとして来場。1979年3月の落馬事故から31年ぶり、公の場では初めての親子2ショットとなった。レースは赤岡騎乗のフサイチバルドルが勝った。 すっかり日が沈んだ高知競馬場のカクテル光線が地元出身のスーパージョッキーを優しく照らしていた。「夜さ恋ナイター」9Rに組まれた福永洋一記念。その記念すべき第1回に洋一さんが表彰プレゼンターとして長男・祐一とともにウイナーズサークルに登場すると「洋一」「待ってたぞ」と歓声が沸き、大きな拍手に包まれた。31年前の落馬事故以来、親子そろってファンの前に姿を現すのは初めてのことだ。車椅子に乗った洋一さんはファンの声援に声を上げ、左手を挙げて応えた。父に寄り添うようにあいさつに立