麻生首相は1日、JR東京駅近くの大型書店を訪れ、「危機を超えて すべてがわかる『世界大不況』講義」(伊藤元重著)や「読まない力」(養老孟司著)など10冊をまとめ買いした。 首相は、佐高信著「小泉純一郎と竹中平蔵の罪」に目をやり、「この本を買ったら面白いんじゃない。『麻生首相熟読』とか……」と記者団に笑いかけたが、同書は購入しなかった。 首相が書店を訪れたのは昨年12月27日以来。首相は書店内で、記者団から、「前回購入した(7冊の)本は読みましたか」との質問を受けると、「ほとんど(読んだ)」と答えた。ただ、1日に買った本のうち、日下公人氏らの共著「強い日本への発想」は、昨年11月30日にも購入したものだった。