(パ・リーグ、西武12−8ロッテ、22回戦、ロッテ13勝9敗、10日、西武ドーム)9月10日は、西武の中村にとって特別な日だ。自宅を出る前、麻里恵夫人に「プレゼントは何がいい」とたずねると、「本塁打がいい」と返ってきた。この日は、夫人の29歳の誕生日。毎年、恒例化しつつある夫婦の会話だった。 約束はしっかりと守った。フェルナンデスの2ランで1点差に迫った六回。左中間へ同点ソロ。137キロの高めの直球をとらえた。打球は、屋根と観客席のすき間を抜けて“場外”へと消えた。 1本出れば、狙うは代名詞の“おかわり”だ。「負けていたので一発いきたいと思っていた」。1点リードされた七回2死二、三塁、逆転3ランを中堅左にたたき込んだ。「感触が良かった」。打った瞬間、右腕を突き上げた。 今季は6月下旬に右ひじを手術。リハビリの毎日に「今までで一番野球ができなかったと思う」と麻里恵夫人。それでも、あえて
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