待望の“13冠”ベビーの誕生だ。昨年3月に電撃引退したGI7勝馬ウオッカ(牝7歳)が2日午前9時50分(日本時間午後5時50分)、けい養先のアイルランド・アガカーンスタッドで牡馬を出産した。 初子の父は史上初めて同一年に英2000ギニー、英ダービー、凱旋門賞を制し、GI6連勝で09年の欧州年度代表馬に選出されたシーザスターズ。谷水雄三オーナーは初子を日本で走らせることを明言しており、早ければ13年にもデビュー戦を迎えることになる。 ウオッカは繁殖シーズン終盤の昨年6月、シーザスターズとの3度目の交配の末に受胎を確認。出産予定日は4月中旬だったが、初子ということもあり、遅れていた。 牧場の責任者であるパット・ドーンズ氏は「トラブルはひとつもなく、スムーズな出産だった。母子ともに元気にしています。初子としては比較的大きめの子馬です」とコメント。現役時代に管理していた角居師は「ウオッカの子ですし