民主党の鳩山代表は26日、北海道苫小牧市で記者会見し、自らの資金管理団体の政治資金収支報告書に亡くなった人らの名前が記載されていた問題について、「ほぼ全容が見えてきた。経理担当者が独断で行ってきたことが明らかになった」と説明した。 記載内容については「亡くなられた方、実際に献金されていない人がリストに上がっていた。名前を使われた方々に大変ご迷惑をおかけし、申し訳ない思いだ」と謝罪。「(調査結果は)来週中にも国民に報告したい」と語った。
プロ野球・日本シリーズと韓国プロ野球・韓国シリーズの今季の優勝チームが対戦する初の「日韓チャンピオンシップ(仮称)」が、今年11月に開催される方針が25日、固まった。 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で計5試合を戦ったライバルが、国内リーグ戦王者同士の一発勝負で再び激突する。 日本野球機構が、2005年から昨年まで行われた「アジアシリーズ」に代わる新しい国際試合の枠組みを模索してきた。チャンピオンシップは1試合で、11月中旬に地方都市での開催が予定されている。今後、正式決定を経て韓国野球委員会(KBO)に開催を要請する。 アジアシリーズでは、05年のロッテから昨年の西武まで日本シリーズ優勝チームが4連覇を飾ったが、韓国チームも2度の準優勝に輝いた。今回のチャンピオンシップも実力伯仲の激しい一戦となりそうだ。韓国プロ野球は全8チームが133試合のペナントレースを戦い、公式戦
県民負担可能性高まる 搭乗率が70%を下回ると、県が日本航空(JAL)に支援金を支払うJALの静岡―福岡線の搭乗率が24日、59・77%となり、今月4日の開港以来初めて60%を割り込んだ。 県は2009年度の延べ搭乗率が70%を下回った場合、下回った分について1座席当たり1万5800円をJALに支払う。1%当たり約3800万円で、仮に延べ搭乗率59・77%とすると、約3億8900万円を支払わなければならない。 JAL福岡線の開港日の搭乗率は71・1%だったが、徐々に減り、23日は60・91%。24日は夕方の静岡発便が定員150席に対し、乗客26人、搭乗率17・33%にとどまり、開港から3週間で初めて50%台に突入した。 県は今年2月、静岡空港に就航する路線で唯一、1日3便が運航するJAL福岡線について、新幹線との競合などを理由に搭乗率保証を適用すると発表。石川前知事は「まさかの時の下支え」
コンビニエンスストア最大手「セブン―イレブン・ジャパン」が加盟店に対し、消費期限の近づいた弁当や総菜などの値引き販売を制限したのは、独占禁止法で禁じられている「優越的地位の乱用」に当たるとして、公正取引委員会は22日、同社に同法違反(不公正な取引方法)で排除措置命令を出した。 同社のフランチャイズ契約では、加盟店は消費期限の切れた弁当などを廃棄する場合、廃棄分の原価を負担しなければならない。公取委によると、セブン―イレブン・ジャパンは、損失を軽減するため値引き販売しようとした加盟店に対して、値引きしないよう圧力をかけていた。
変異ウイルス 中国で確認 中国の患者から採取した新型インフルエンザウイルスが、人の体内で効率よく増殖する能力を獲得していたことが19日わかった。東京大医科学研究所の河岡義裕教授(ウイルス学)は「人での感染が爆発的に広がる恐れがある。動向を監視する必要がある」と、注意を呼びかけている。 河岡教授によると、この新型ウイルスは上海市の女性患者(22)から先月31日に採取された。世界中のウイルスの遺伝情報を集めたデータベースに登録されていたものを、河岡教授が分析した。新型ウイルスは、豚と鳥、人のウイルスが混ざり合ってできている。増殖にかかわる遺伝子は鳥由来で、鳥の体温(42度)で最も効率的に増える。 ところが、上海で見つかったウイルスは、この遺伝子が1文字分だけ変異して、人の体温(36度)で、効率的に増殖できるように変化していた。 マウスの実験では、ウイルスのこの部分を変化させると、増殖力が爆発的
新型インフルエンザ(豚インフルエンザ、H1N1型)の一部のウイルスに、人の間で流行しやすくなるとみられる変異が起きていることがわかった。 河岡義裕・東京大学医科学研究所教授らのチームが突き止め、英科学誌ネイチャー(電子版)に15日、発表した。 インフルエンザウイルスの表面には、人間の細胞に取り付く役割を担う「ヘマグルチニン(HA)」というトゲの形をしたたんぱく質がある。研究チームは複数の新型ウイルスを分析した結果、一部のウイルスのHAに変異が生じているのを確認できたという。 河岡教授によると、感染者の約6割が死亡する高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)のHAからも、同じ変異が見つかっており、この変異が起きると、ウイルスが人間の細胞にくっつきやすくなる性質を獲得した可能性があるとされる。 新型ウイルスは、人の間で流行を繰り返すうちに、変異して感染力が強まる恐れが指摘されている。河岡
厚生労働省は4日、国内で確認された新型インフルエンザ感染者(検疫分を除く)のうち、最も早く発症したのは神戸市在住の男子高校生の5月5日だったと発表した。 高校生に海外渡航歴はなく、別の感染者からうつされたとみられる。成田空港の検疫で初めて感染者が確認された同9日よりも早い同月初めの段階で、国内の感染が始まっていたことが確実になった。 同省によると、男子高校生は5月5日にインフルエンザに似た症状が表れ、翌6日に医療機関を受診。簡易検査の結果、A型インフルエンザの陽性反応が出たが、渡航歴がないため遺伝子検査は行われなかった。 16日に神戸市で初めて感染者が確認されたため、20日に遺伝子検査した結果、新型と確認されたという。 国内の流行のピークは17日の73人で、その後は急激に減少。22日以降は一けた台で推移している。
「警戒度6に近い」 【ジュネーブ=平本秀樹】世界保健機関(WHO)のケイジ・フクダ事務局長補代理は2日の記者会見で、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の警戒水準が、6段階のうち2番目に高い現在の「フェーズ5」から、「(世界的な大流行を意味する)フェーズ6に近づきつつある」と述べ、「6」への移行期にあるとの認識を示した。 日本や英国、スペインなどに加え、南半球のチリや豪州でも、当初の旅行者による感染から、地域で感染が持続的に広がる過渡期にあるためという。 一方、致死率や重症率に基づく新型インフルエンザの重症度は、3段階で2番目の「中度」にあたるとの認識を初めて示した。健康な人が死亡している点などを踏まえ、「軽度というのはためらわれる」と指摘した。 ロイター通信などによると、同日までの新型インフルエンザの感染者数は64か国・地域で1万8965人。死者は南米で初めてチリで確認されるなど、計1
【ワシントン=山田哲朗】米疾病対策センター(CDC)は1日、新型インフルエンザの感染者数が5月29日の前回集計時点より1078人増え1万53人になったと発表した。 またカリフォルニア州の保健当局は同日、州内の2人が新型インフルエンザで死亡したと発表、米国の死者は19人となった。 CDCのアン・シュケット博士は先に「報告されるのは、実際の感染者20人のうち1人程度」との推定を示しており、全米の感染者は実際には20万人規模に上るとみられる。 ただ、北東部やニューヨーク州などを除き、感染の勢いは弱まっている。
28日午前の参院予算委員会で新型インフルエンザ対策などに関する集中審議が行われ、参考人として出席した厚生労働省職員で羽田空港の検疫官、木村盛世氏が米本土などからの旅客便を対象に一律に行った機内検疫を「(政府の)パフォーマンス」などと批判した。 木村氏は、政府の当初対策が機内検疫による「水際対策」に偏りすぎたとし、「マスクをつけて検疫官が飛び回っている姿は国民にパフォーマンス的な共感を呼ぶ。そういうことに利用されたのではないかと疑っている」と述べた。さらに、「厚労省の医系技官の中で、十分な議論や情報収集がされないまま検疫偏重になったと思う」と強調した。 一律の機内検疫は政府の新たな「基本的対処方針」で22日に終了したが、木村氏は「現場としては大して変わっていない。今もかなりの労力をかけて検疫を行っている」と指摘した。 木村氏は民主党の要請で参考人に呼ばれ、同党の鈴木寛氏の質問に答えた。
【ソウル=前田泰広】北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、「地下核実験を成功裏に実施した」と報じた。 韓国青瓦台(大統領府)は、北朝鮮が25日午前9時54分、核実験を行った可能性が高いとみられると明らかにした。 青瓦台は、北朝鮮北東部の咸鏡北道豊渓里(プンゲリ)を震源とするマグニチュード(M)4・5の人工的な揺れを確認したとしている。 韓国の李明博(イミョンバク)大統領は25日午前、国家安全保障会議を緊急招集し、詳しい情報分析とともに今後の対策などを論議している模様だ。 北朝鮮は長距離弾道ミサイル発射に対する国連安保理の議長声明などに反発し、4月29日、外務省報道官の声明で核実験を行うと予告していた。この時は、実施時期を特定していなかった。北朝鮮は核問題を扱う6か国協議のボイコットも宣言しており、強硬姿勢をエスカレートさせることで、米国を交渉に引きずり出す狙いとみられる。 北朝鮮は2006年10月
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